ある日「ブロガーとしての名刺を作ろう!」と思い立ち、ネットで調べてみると前川企画印刷さんの「ブロガー名刺」の存在を知りました。
ホームページに書かれていた前川企画印刷さんの「ブロガー名刺」への熱意に心打たれ、さっそく「両面カラー(100枚)」を注文したところ、その翌日にデザイナーさんからメールが届きました。
えのきさんのお名刺を、ともに作り上げられればと思っておりますので、ぜひともよろしくお願いします!
この記事では、「ブロガー名刺」のデザイン決定までのデザイナーさんとのやり取りや、デザインをお願いするときのコツを詳しく書いています。
前回の記事
私が「ブロガー名刺」を作ろうと思ったきっかけや、前川企画印刷さんを知った経緯は、こちらの記事で詳しく書いています。
ブロガー名刺に載せる情報
デザインを考える前に、まずは名刺にどんな情報を載せるかを決めておきます。
- 名前(ハンドルネーム)
- 肩書き(○○ブロガーなど)
- ブログ名
- ブログURL
- メールアドレス
- SNSアカウント
- QRコード
- アイコン画像
「名前」は本名ではなく、ブロガーとして名乗っているハンドルネームを載せることが多いようです。
「肩書き」として、「○○ブロガー」や「○○マエストロ」などがある方は、名前に加えて書いておくと相手の印象に残りやすいです。
ブロガー名刺なので、「ブログ名」「ブログURL」は必須です。また、必要があれば「SNSアカウント」の情報も載せておきましょう。
連絡先としては「メールアドレス」のみで十分かと思います(必要に応じて、住所や電話番号なども記載します)。
「QRコード」や「アイコン画像」は必須ではありませんが、視覚的にアピールできるものがあると、名刺の見栄えが良くなります。
私の場合は、次の情報を載せることにしました。
- 名前
- 肩書き(ブロガー)
- メールアドレス
- ブログURL
- ブログURLのQRコード
- キャラクター画像
- ブログ名
アドレス情報としては、「ブログURL」と「メールアドレス」のみを載せることにしました。
ブロガーとしてのSNSアカウントもあるのですが、あまり有益な情報を発信できていないので、名刺には載せないことにしました。
自分のイメージや名刺の用途に合わせて、記載する内容を考えるのが大切だと思います。
自分のイメージを伝える
名刺に記載する情報が決まったら、いよいよデザインを考えていきます。
私がデザイナーさんにお伝えした「ブロガー名刺」のイメージは、次のようなものです。
全体的に、シンプルですっきりしたデザインがいいなと思っています。
そして主張は控えめにして、やさしい雰囲気の名刺になれば……と。
そして、全体的なイメージとして下の図をお送りしました。
名刺に込めた想いとしては「とにかくブログに来てほしい!」だったので、余計な情報は載せず、余白のあるシンプルなデザインがいいなと思いました。
QRコードはこちらのサイトを利用して作成しました。真ん中にアイコンを入れたり、色や形を変えることができてとても便利です。QRコードはブログのプロフィールに飛ぶようにしています。
裏面は、上の図よりもっと良いデザインがあるかもと思い、デザイナーさんに相談してみることにしました。
裏面のデザインも他に良いバリエーションがありましたら、ご提案いただけますと嬉しいです。
現在は、ブログのTOPページに使用している画像にブログ名を載せたものになっています。
裏面もシンプルで控えめなデザインになればと思っております。
これらの内容とともに、使っていただきたい画像素材をzipファイルに圧縮し、メールに添付して返信しました。
すると翌日に「イメージと素材を確認しました」との返信があり、初校のデザインを作成していただけることに!
最初のデザイン制作に1週間ほどお時間をいただきます!
承知しました。よろしくお願いいたします!
というやり取りを経て、次の連絡まで待つことに。
初校のデザインをいただきました
そしてちょうど1週間後に、デザイナーさんから初校をいただきました!
デザインはなんと、3パターンも用意してくださいました。
お名刺を人に渡したときに
デザイナーさんからのメールより
もちろん、えのきさんの印象が伝わるデザインと
相手の印象に残るような、そしてブログをのぞいてみようかな
そう感じてもらえることをイメージして
3パターン作成してみました。
どのデザインも私のイメージやブログのことを考えて作ってくださったのが伝わり、その細かいお気遣いが嬉しかったです。
ブログのプロフィールに記載されていた紹介文がおもしろいなと感じたので、キツネくんがそれを発している吹き出しを追加してみました。
この「プロフィールの紹介文」というのは、次の文章のことです。
えのきと申します。本体はキツネではなく、地面から生えているエノキです。
この文を名刺に追加する、という発想はなかったので「とても良い!」と思いました。
いただいた3つのデザインを参考に、自分なりにアレンジを加えたものを改めてイメージ図として添付し、修正のお願いのメールを送りました。
すると、その翌日に「修正内容について承知しました」とのメールをいただきました。
今週中には再校をお送りいたしますので、引き続きよろしくお願いします!
とのことで、また大人しく待つことに。
再校以降のやり取り
すると、翌日にはもう「再校」として修正されたデザインが送られてきました!
かなり大幅な修正をお願いしていたのですが、早急に対応していただきました。
ここで、デザイナーさんとのやり取りの中で「初校」や「再校」といった言葉が出てきましたが、これはイメージとしては以下のような感じです。
まず、デザイナーさんに名刺のイメージを伝えて、使ってほしいイラスト・写真などを送ると、最初のデザイン案として「初校」を制作してくれます。
その「初校」のデザインを確認して、「もっとこうしてほしい!」「ここはこんな感じで!」と修正のお願いをすることを「初校戻し」というそうです。
そして、その修正点をもとにデザイナーさんが再度修正してくれたものが「再校」です。「再校」の修正をお願いするときは「再校戻し」といいます。
このような感じで、その後は「三校」「四校」と続き、最終的に「これでOK!」となったら、印刷・発送へと進みます。
私の場合は、細かい修正をお願いしたり、デザイナーさんにお送りしたファイルの互換性に問題があったりして(後述)、最終的に「四校」まで制作していただきました。
本当に校正の回数制限なかった……。
それぞれの修正でお願いした内容は、以下のような感じです。
- フォントサイズはこのくらい(添付したイメージ図くらい)でお願いします。
- 名前と肩書きの字間をもう少し広く取ってください。
- QRコードを少し小さめにお願いします。
- QRコードのリンク先をブログTOPに飛ぶように変更しました。差し替えをお願いします。
基本的に、こちらの要望はすべてデザインに反映してくださるのですが、時にはデザイナーさんの視点から意見を下さることもあり、それが大変ありがたかったです!
フォントサイズはこれが最小の限界かなと思います。ご年配の方にお渡しするには少し小さめです。
(そこまで考えていなかった……)
読んでほしい文字は少し大きめに変更したいと思います!
QRコードのリンク先は、個人的にはえのきさまの人物像が伝わってくるプロフィールに飛ぶ方でもいいのでは?と感じました。
正直、ブログのプロフィールとTOPページのどちらをリンク先にするか迷っていたのですが、やっぱりプロフィールに飛ぶようにします!
もちろん、デザイナーさんはこちらの意見を最大限に尊重してくださるので、自分なりの考えや「ここは絶対こうしたい!」というのであれば、それを突き通して全く問題ありません。
私は初めに「文字の大きさやフォントの種類、全体的な配置についてご相談させてください」とお伝えしていたので、そのアドバイスをしていただきました。とても感謝です!
そして、最終的に決まったのがこちらのデザイン。
めっちゃ良くないですか……!?
最初の私のイメージを残しつつ、デザイナーさんが提案してくださった「紹介文」がいい感じに相手の興味を引くようになっています。名前やブログタイトルのフォントも良い雰囲気で気に入っています。
細かいところも確認した上で、「このデザインでお願いします!」とお伝えしました。
それでは印刷を進めてまいりますね。
発送でき次第、こちらから改めてご連絡いたします。
こうして、デザイナーさんとのやり取りを経て、えのきの「ブロガー名刺」のデザインが決定しました。
デザインをお願いするときのコツ
「ブロガー名刺」のデザインをお願いするにあたり、気をつけた点や個人的な反省点をまとめました。
① 名刺のイメージは、伝える情報が多い方がいい
② 修正点は具体的に伝える
③ 送るファイルの互換性に気をつける
④ 気になる点は、遠慮せずに伝える
以下で、それぞれについて説明していきます。
① 名刺のイメージは、伝える情報が多い方がいい
デザインをお願いするときに感じたのは、デザイナーさんにお伝えする名刺のイメージは、伝える情報が多ければ多いほど良い!!ということです。
前川企画印刷さんは校正の回数制限がないので、ついつい「いい感じでお願いします!」と言いたくなるのですが、自分のこだわりがあってそれを名刺に反映させたい、という方は具体的にイメージを伝えると良いかと思います。
名刺に記載する情報以外にも、名刺全体の雰囲気や、受け取る人にどう感じてほしいかなど、何でもいいので伝えるようにすると、より自分好みのデザインに近づくと思います。
② 修正点は具体的に伝える
いただいたデザインの修正をお願いするときに、私が意識したのが「修正点を具体的に伝えること」でした。
- この画像はもっと小さめにしてください。
- この文字は少し大きめでお願いします。
- 名前の字間は広く取ってください。
という感じで、私はお願いしていたのですが、これだけだと修正内容がまだ曖昧です。なので、毎回パワポで作った「イメージ図」を添付して、「こんな感じでお願いします」とお伝えしていました。
自分でイメージ図を作るのが難しいという方は、「アイコン画像は、名前と同じくらいの幅になるように」「QRコードのサイズは、今の80%くらいの大きさで」など、具体的に伝えることができると分かりやすいと思います。
手書きでイメージ図を描いて、写真を撮って送るというのも良いかもしれませんね。
③ 送るファイルの互換性に気をつける
これは実際に私が失敗したことなのですが、デザイナーさんに送った「イメージ図」のファイルが形崩れを起こしていました。
私はパワポで作ったイメージ図(ppt形式)を送っていたのですが、デザイナーさんのパソコンはMacで、私はWindowsを使っていたため、互換性に問題が生じてしまいました。
イメージ図は「画像形式」か「PDFファイル」で送る!というのが、一番無難かと思います。
④ 気になる点は、遠慮せずに伝える
デザイナーさんとのやり取りの中で、気になったことは遠慮せずに伝えましょう!
私の場合は、いただいたデザインに使われている画像の解像度が悪いように感じたので、「これは印刷のときに影響しないのでしょうか?」とお訊きしました。
すると、「解像度については大丈夫です◎」とのお返事をいただきました。
ご提案時に、データをできるだけ軽くしてお送りするため
デザイナーさんからのメールより
イラストやアイコンなどが悪く見えるかと思いますが
こちらで作成している生データでは
いただいた素材で解像度は充分なので
最終的な仕上がりは、ご提案しているものより
きれいに印刷されます。
実は「初校」をいただいたときから気になっていたのですが、「こういうものなのかな」と思い、ずっと訊けずにいました。きちんと確認できて良かった!
私のように、質問するのが苦手な方もいると思いますが、前川企画印刷のデザイナーさんは校正の度に次のように言ってくださるので、そういう方も気を楽にして伝えられるかと思います。
もちろん修正は何度でも行いますので
デザイナーさんからのメールより
細かなところやご要望など
お気軽にお申し付けくださいね。
ご確認どうぞよろしくお願いします。
全体的に和やかな雰囲気でやり取りが進むので、私も安心してお伝えすることができました。
まとめ
今回は、「ブロガー名刺」のデザインが決定するまでの過程を詳しく書いてきました。
次回は「ブロガー名刺」実物レビュー編です。どんな完成度になっているか、乞うご期待!