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【独学】簿記3級合格までの勉強時間は?初心者が3週間で合格した勉強方法をブログでご紹介

勉強
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本記事では、簿記初心者が独学で日商簿記3級合格までにかかった具体的な学習時間や勉強方法、実際の試験の結果についてまとめています。

もともとは1週間で合格することを目指していましたが、結果として3週間(20日間)かかってしまいました。

学生や社会人の方で、なるべく手っ取り早く簿記3級に合格したいという方の参考になりましたら幸いです。

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はじめに

先日、日商簿記3級の試験を受験し、合格することができました!

日商簿記3級の試験結果

試験の点数が76点/100点だったので、ギリギリ合格できたという感じです。

具体的な試験結果の内訳は、次の通りです。

第1問第2問第3問合計
42点3点31点76点

第2問が壊滅的な点数になっていますが、これはもともと「第2問を捨てる」という戦略をとっていたため、問題はありません。

とはいいつつ、第2問の空欄補充の問題がなかったのは想定外でした(そこで部分点を狙う予定でした)。

実は、今回合格できたのは2回目の受験であり、一度は不合格になっています。

その点も含めて、簿記初心者による簿記3級合格までの過程をご紹介していきたいと思います。

簿記3級の学習ポイント

簿記初心者の私が、1週間で簿記3級に合格するために立てた戦略は以下の通りです。

  • 仕訳を徹底的に理解する
  • 試験本番では、第1問、第3問の完答を目指す(第2問は捨てる)
  • 暗記は最小限に、理解して覚えられる教材を使う

結果として、1週間での合格はできませんでしたが、その理由については後で言い訳させてください笑

まずは、それぞれの具体的な戦略についてご説明します。

仕訳を徹底的に理解する

まず、簿記3級の合格ラインは70点以上です。

問題は大問3つで構成されており、それぞれ以下のような配点になっています。

問題内容配点
第1問仕訳問題(15問)45点
第2問帳簿・勘定記入など20点
第3問精算表・財務諸表など35点

簿記3級では、「仕訳が正確にできること」が全ての問題の前提となっています。

仕訳そのものが問われる第1問はもちろん、第2問、第3問も仕訳がきちんとできなければ正解することができません。

なので、第1問はほぼ満点を取れるくらいの実力をつける必要があります

仕訳を徹底的に理解することが、簿記3級合格には不可欠。

第1問、第3問の完答を目指す(第2問は捨てる)

合格への戦略を立てる前に、とりあえず問題集の模試を解いてみました。

知識ゼロで仕訳すら分からない状態で解いたので、結果は13点/100点でした。

第1問第2問第3問合計
7点6点0点13点

勘で何問か正解していますが、これが学習スタート時の私の実力です。

模試を解いて分かったのは、第2問、第3問は1つのミスが全体に影響するような問題となっているということです。

そのため、第2問、第3問は部分点を期待するよりは、満点を取るつもりで対策すべきです。

しかし、1週間しか勉強時間がないので、全問を完璧にすることはできません。問題のどれかを捨てる必要があります。

第1問は、簡単かつ得点源なので回答は必須です。とすると、合格点の70点越えを狙うには、第3問を解くほかありません。つまり、第2問+第3問=80点で合格を狙います。

短期間で合格を目指すために、第2問は捨てて第1問、第3問の完答を目指す。

暗記は最小限に、理解して覚えられる教材を使う

簿記3級合格には、勘定科目や仕訳の暗記は必須です。またそれ以外にも、財務諸表や精算表の書き方などを覚える必要があります。

ただ全てを丸暗記するのは難しく、効率的ではありません。

私自身、最初は「簿記は暗記だ」と思っていたので、勉強するのが億劫に感じていました。レビューや評価の高いテキストや問題集を見ても、どれも暗記が前提になっていたからです。

しかし、教材の中には丸暗記ではなく「理解して覚えること」を優先して書かれたものもあり、それが私に合っていました。

教材を選ぶときはレビューや評価も参考にしましたが、なにより「自分が理解しやすい教材を選ぶ」ことを優先して学習を進めていきました。

本記事では私が使用した教材もご紹介していますが、あくまで参考までに、ご自身に合った教材をお選びください。

自分に合った教材を選んで、暗記よりも理解して覚えることが大事。

簿記3級の学習内容

簿記3級合格のための勉強に使った教材は、以下の通りです。

どれも私が合格までにお世話になったテキストと問題集です。

それぞれの教材の具体的なおすすめポイントは、以下の記事で詳しく書いていますので、お時間あったら覗いてみてください。

簿記のイメージをつかむ

まずは『簿記がわかってしまう魔法の書』を一通り読んで、「簿記とは何か?」というイメージをつかみました。

こちらの本は経営学・会計学の専門家の方が書かれた本であるため、簿記について体系的にまとめられており、とても分かりやすいです。

この本のおかげで、私は「簿記って面白い!」と思いながら勉強することができました。初心者向けに書かれているため、抵抗感なく読み進めることができました。

仕訳を徹底的に理解する

簿記のイメージがつかめたら、次は仕訳対策として『脳科学×仕訳集日商簿記3級』に徹底的に取り組みました。

まず最初に、本書の「勘定科目の一覧」の内容を1日で全部暗記しました。

「結局暗記かよ!」と思われた方は、まずは落ち着いてください。これは英語でいう「英単語を覚える」のようなもので、まず簿記の基本的な単位である「勘定科目」を覚えない限りは、簿記の問題を解くことができません。

ここで勘定科目を全て暗記することで、仕訳問題をパズルのように解くことができます。

勘定科目を「資産・負債・資本・利益・費用」の5つに正確に分類で着るようになれば、「これは右、これは左」というように、パズルを当てはめていく感覚で仕訳問題を解けるようになります。

勘定科目の暗記はけっこうキツいですが、そこを乗り越えると問題を解くのが楽しくなってくるので、最初だけ少し頑張りましょう。

帳簿や精算表、財務諸表を理解する

帳簿や精算表、財務諸表については、『みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商3級』を解いて勉強をしました。

テキストを最初から読んでいる余裕はなかったので、まず問題を解き、分からないところは問題集の解説や『みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級』を参考書として読んで理解を深めました。

実際に私が使っていたのは『みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商3級 商業簿記 第10版』でしたが、以下では最新の第11版をご紹介しておきます。

第3問の対策をする

最初の1週間は上の4つの教材で勉強し、それで受験しましたが、結果として不合格になってしまいました。

不合格の原因は、「第3問が全く解けなかった」ことでした。

なので、追加の勉強として『日商簿記3級とおるテキスト』を使って、第3問対策をすることにしました。

仕訳対策のために使用した『脳科学×仕訳集日商簿記3級』が非常に分かりやすかったので、最後の仕上げは同じ著者の方が書かれたこちらのテキストで行うことにしました。

基本事項はすでに頭に入っていたので、主に決算整理、清算表・財務諸表を重点的に取り組みました。

試験結果と振り返り

試験の結果としては、冒頭でもお話した通り、2回目の受験で合格することができました(76点/100点)。

ちなみに、1回目に受験したときの結果は、48点/100点で不合格でした。点数の内訳は以下の通りです。

第1問第2問第3問合計
39点6点3点48点

ここからは、この試験結果を踏まえて、全体の学習内容や具体的な勉強時間についてまとめていきます。

試験点数の推移

簿記の勉強を始める前に解いた模試と、本番試験での点数の推移は以下の通りです。

模試と試験での点数の推移

それぞれの点数の内訳はこちら。

最初の模試1回目試験2回目試験
第1問73542
第2問663
第3問0331
合計13点44点76点

全体の点数としては、直線的に増加しており、何とか2回目の受験で合格点に達することができました。

1回目の受験では、仕訳対策に多くの時間を費やしてしまい、第3問が全く解けませんでした。2回目の受験では、第3問対策をしっかりと行うことができたので、戦略どおり合格することができました。

合格までの勉強時間

簿記3級に合格するまでにかかった勉強時間は、累計で65時間でした。

具体的には、1回目の試験までに45時間、2回目の試験までに20時間の勉強をしたので、その合計時間となっています。

一般的に、初心者が簿記3級合格までに必要な勉強時間は「80~100時間」資格の学校TAC)らしいので、それと比べると少ない方といえます。

しかし、もともとは1週間で合格するのが目標だったので、もっと効率的に勉強を行う必要があったと反省しています。

次のグラフは、1日ごとの勉強時間を示しています。

簿記3級の勉強時間の推移

橙色は試験日で、「0」とある日は勉強をサボっていた日です。なので、勉強期間は実質12日間となります。

サボった日を除いたときの1日の勉強時間の平均を計算すると、5.1時間(303分)でした。

試験日が近づいてくると学習時間が目に見えて減少しているので、次からはモチベーションを保つ工夫も必要になりそうです。

学習内容と時間配分

学習内容とその時間配分を円グラフで示します。

簿記3級の学習内容と時間配分

全体のうち、70%(45時間)を仕訳問題の対策に費やしている一方で、問題演習はわずか4%(3時間)でした。

資格試験は過去問などの問題演習が必須なので、これはとてもまずいやり方でした。

少なくとも、問題演習が全体の3~4割を占めるような学習をすべきであったと反省しています。

仮にも、このくらいの勉強レベルでも合格した人がいるというサンプルとして、ご参考にしていただけると幸いです。

簿記3級の合格・不合格体験記

ここまでは簿記3級の学習のポイント、学習内容や振り返りについてまとめてきました。

ここからは、私が簿記3級の勉強を始めてから、1週間後に受験し不合格となり、20日後に再受験して合格した過程を記しています。

簿記3級の受験のきっかけや、不合格になった理由なども書いていますので、こちらもご参考になりましたら幸いです。

受験のきっかけ

もともと仕事で会計の知識が必要でした。

会社の先輩方にお聞きしたところ、「まずは簿記3級をとってみたら?」ということで、受験を考えました。

しかし、テキストを買って勉強しようとするものの、まったく頭に入りませんでした。

そんな時にX(旧Twitter)に「1週間で簿記3級をとりました」という投稿が流れてきたので、何も考えないまま「自分も頑張ればできるはず!」と軽い気持ちで1週間後の受験を決意しました。

もともと、簿記は長い時間をかけて勉強すべきではないと思っていたので、1週間という短めの期間を設定して、集中的に勉強することにしました。

試験の申し込み

商工会議所の検定試験のページを参考に、ネット試験の申し込みを行いました。

ネット試験では、受験したい日時と試験会場を指定することができます。

また、簿記3級の受験料は、事務手数料と合わせて3,400円(税込)でした。

CBTマイページから申し込む

日本商工会議所から「申し込み完了のお知らせ」のメールアドレスが届いたら、申し込み完了です。

とりあえず模試を解いてみる

きちんと60分間、何も見ずに解きました。以下、模試を解いているときの私の脳内です。

  • 分からん用語多すぎる。「インプレスト・システム」って何だ?
  • そもそも仕訳がわからない。右と左のどっちに何を書けばいいんだ?
  • 記号問題ある!これに賭けるしかない…!
  • なんか表を埋める問題出てきた。1つの欄にかっこが2つあるのなんで?

とりあえず勘で解いてみた結果、上でも述べた通り点数は13点/100点でした。

最初の仕訳の問題と記号問題が奇跡的に正解し、なんとか0点を回避することができました。

100点中13点からのスタート。のびしろしかありません。

1回目の受験の結果

1回目の受験では、48点/100点で不合格という結果となってしまいました。

試験結果とそれぞれの所感は次の通りです。

第1問第2問第3問合計
39点6点3点48点
  • 第1問:この1週間、仕訳を徹底的に勉強したのでそこそこ取れた
  • 第2問:空欄補充の問題があったので、それが部分点につながった
  • 第3問:全く対策していなかった精算表の問題で撃沈した

その後、不合格という結果を真摯に受け止め、「第3問をきちんと対策したら受かるはず!」という希望を持ち、この翌日に再受験の申し込みをしました。

一番早い試験日が12日後にあったので、それに申し込みました。ネット試験は落ちてもすぐ再挑戦できるところが良いところですね。

2回目の受験前にサボってしまった

さて、最初の試験から12日間の猶予を得たわけですが、結果として試験日の3日前まで勉強をサボってしまいました。サボりの理由としては、以下の通りです。

  • 簿記の勉強以外に、やるべきことがあった。
  • 「第3問の対策さえすればいい」と楽観的に考えていた。
  • 3日もあれば十分受かるだろうと思っていた。

もう完全な言い訳です。この結果として、せっかく12日間もあった勉強時間が、試験直前の3日間に短縮されてしまいました(自業自得)。

2回目の受験に向けて勉強

前回の試験では、きちんと計画を立てて対策を行いましたが、今回は3日間なので「時間が取れる限り、第3問の対策をする」という方針のみで勉強を行いました。

試験前の3日間の学習内容は、以下の通りです。

  • 仕訳問題の確認
  • 試算表・決算整理・精算表・財務諸表の理解
  • 上記事項の問題演習

ここで『日商簿記3級とおるテキスト【第3版】』を新しく購入し、勉強を進めました。

勉強する中で、「これは、ちゃんと理解していないと第3問は解けないな……」と思うことが多かったです。

第1問の仕訳問題を完璧にできるからといって、第3問も解けるというわけではありませんでした。

「3日でいけるだろう」と楽観的に考えていましたが、勉強が進むにつれて、その考えが甘かったことに気づきました。結局、十分な問題演習もできないまま、2度目の試験本番を迎えました。

2回目の受験の結果

出された問題を見たとき、「あ、これ無理なやつだ……」と思いましたが、それでも諦めずに最後まで取り組んだ結果、ギリギリ受かっていました。

無理だと思った理由は、まず第2問に空欄補充の問題がなく、部分点が狙えないことに焦りました。さらに、第3問が決算整理の問題で、こちらも十分に演習できなかった問題だったので焦りました。

戦略として「第2問を捨てる」としていましたが、空欄補充で部分点を狙えたらという、かすかな希望を持っていたので、それが通用しないとなると、確実に第1問と第3問の完答を狙いにいくしかありません。

これまでの勉強の中で、一番丁寧に仕訳を行いました。

結果として、76点/100点で合格できました! 具体的な試験結果の内訳は次の通りです。

第1問第2問第3問合計
42点3点31点76点

第1問、第3問を解いた後に、諦めモードで解いた第2問の部分点が入っていることに驚きです。

試験終了後、合格であることを確認して大きな溜息を吐き、試験会場を後にしました。

個人的な反省と今後の課題

簿記3級を受験した感想としては、試験は思っていたよりも難しかったです。

資格試験としては簿記3級はよく耳にするものだったので、てっきり取得しやすいのかなと思っていましたが、全然そんなことはありませんでした。

その代わり、きちんと勉強すれば、会社のお金がどう回っているかというイメージがつくので、勉強していて楽しかったです。

また、今回はYouTubeなどを用いた動画学習を取り入れていなかったので、次回は積極的に活用したいと思いました。

この日商簿記3級の受験を通しての個人的な反省点は、以下の通りです。

  • 無理な計画は必ず崩れるので、定期的に見直す
  • 早めに試験範囲全体を見通せるようにする
  • 暗記ばかりではなく、問題演習の割合を増やす

ここで学んだことを生かして、次は「簿記2級」も頑張って勉強したいと思います。

まとめ

今回は、初心者が独学で日商簿記3級に合格するまでにかかった具体的な学習時間や勉強方法、実際の試験の結果についてまとめました。

簿記3級は思っていたよりも難しく、受験にはしっかりとした準備と対策が必要だということを再認識しました。

以下の記事では、簿記3級合格を目指すうえでオススメの教材をご紹介しているので、お時間があればぜひのぞいて見てください。

【独学】簿記3級合格を目指すなら知っておきたい教材4冊

えのきつね
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